Hi-Tech(ハイテック) ウルフリバーのレビュー
Hi-Tech(ハイテック) ウルフリバーは、ちょっと変わったベアフットシューズです。
シューズ内部が透けて見える、メッシュ生地1枚で構成され、靴底には排水用の穴もあけられています。
水のあるところ、というか水の中まで突き進んでいけるシューズです。
非常に面白いのですが、耐久性が低いのが残念です。
- 総合評価:★★★☆☆
- ホールド感:★★☆☆☆
- 裸足感覚:★★★☆☆
- 使いやすさ:★★★★★
- 耐久性:★★☆☆☆
- ドロップ:5mm
- 重さ:約180g(片方)
ソールは硬めで、反り気味
ソールの素材は硬め
- 全体の厚み(地面から足までの高さ):15mm
- ミッドソール:0mm
- アウトソール:10mm
屈曲性は十分
アウトソールの素材は硬めで、若干厚みもありますが、シューズの生地がメッシュ一枚なので柔らかく、屈曲側には大きく曲げることができます。
つま先側の反りがやや大きいです。
ドロップ5mmと、踵が若干高く、フラットシューズではありません。また、つま先側がの反りは大きめです。
うろこ状のラグ。
アウトソールは硬めですが、細かいうろこ状のラグ(凹凸)が多数あるため、グリップ力はかなり強いです。ただ、ラグは浅いので摩耗が早いです。
靴底には水抜き穴。
靴底に水抜きの穴があるのが最大の特長です。サイドのメッシュ生地と靴底の穴から内部の水が抜けるので、水の中に飛び込んでいくような使い方もできます。
ホールド感は低い
踵は芯なし
踵に芯は無いですし、フィットを高めるクッションもないので踵のホールドは弱いです。
シューズ全体を構成するメッシュ生地は伸縮性がありません。またこの生地1枚しかないので、足へのあたりも硬いです。
シューレース(靴紐)がゴム製なので、アッパー側には伸縮性があり、ここでフィット感を補っています。
ただ、シューレースだけでフィットさせるのは無理です。また、ゴムだとスプリントの強さには耐え切れず伸びてしまうので、全力で走るとシューズのブレが気になります。
スピードを出すのには不向きですね。
ラバーシューレースとストッパーの構造は使いやすい
ラバーシューレース(ゴムの靴紐)は使いやすい
ラバーシューレースはホールドが弱いですが、使いやすさは抜群です。
シューレースを引いて長さを調整し、ストッパーで固定して使うのですが、これが非常に楽。結ぶ手間もほどける心配もないですし、スリッポン感覚で履くことができます。
耐久性は低め、車に1足入れておくと便利
靴底のラグの消耗が早いと書きましたが、それ以外にもアウトソールの耐久性が低いです。
他のシューズの使用期間の半分程度で、アウトソール(靴底)が本体からはがれてしまいました。 両足ともはがれたので、不良ではなく製品寿命と思われます。
生地は頑丈で、アッパー側は壊れ・破れはありませんでした。
消耗が早いので、普段のトレーニング用には不向きです。
一方、携帯用のシューズとしてはおすすめです。
踵の芯がないので完全につぶした状態で保管することができ、省スペースです。
いつでも走れるよう、車に常備しておくと便利ですよ。